見積書を作成する「リフォーム見積システム」があるように、原価を正確に管理するための「積算ソフト・積算システム」もあります。見積書を作成するうえで、積算は重要なポイント。システムによって、積算の基準・係数を設定するものもあれば、過去の情報からAI技術を活用して設定するものもあります。
ここでは、リフォーム見積システムで知っておきたい積算に関する情報を紹介します。
積算とは、図面や書類から必要な材料費、人件費、工事費を積み上げて、工事全体の費用を算出するものになります。
積算にミスがあると、正確な見積書が作れないだけでなく、無駄なコストが発生することもあります。
積算は原価となり、見積はお客様に提示する販売価格となります。積算に利益を積み足したものが見積となるため、利益の確保や受注につながる見積書の作成のために重要なものとなります。
原価を管理するうえで、建材の情報マスタ登録や図面との連携などができる積算ソフト・積算システム。CADデータとの連携でプラン作成と同時に積算ができるものもあります。
自動計算でミスを軽減でき、作業時間短縮で対応件数の増加、リフォーム特有の拾い出しを正確にできることが積算ソフト・積算システムの特徴です。
作成した積算に、掛け率や粗利率で自動的に見積書を作成することができます。部分リフォームでは、選択された商品ですぐに見積書を作成できるものもあります。
システムの登録情報によっては、拾い漏れを防ぐことに優れた工事テンプレートからの減算方式で算出できます。
また、見積書の書式も様々。登録されたテンプレートを活用したり、過去の見積書を読み込んでフォーマット化するなど、システムや仕様によって作成できる見積書も変わってきます。
明細を細かく設定することができるものも特徴のひとつ。見積書の内容によっても受注率が変わってくるため、自社の方針に合わせた見積書を作成できるシステムを選ぶ必要があります。
積算のミスや効率化に課題を抱えている場合は、積算機能を重視して見積システムを検討すべき。
また、リフォーム営業時の見積書作成スピードを重視する場合は、プランや商品を決めながら見積結果が分かるシステムがおすすめ。
すでに導入している管理システムなどがある場合は、外部連携できるかどうかも押さえたうえで、自社に合ったリフォーム見積システムを検討しましょう。
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