住宅リフォームは検討期間が長く、問い合わせから契約までに数カ月〜1年以上かかることも珍しくありません。この検討期間中に見込み客をフォローし、他社への流出を防ぐ営業活動が「追客」です。ここでは工務店の追客について、育客との違いや具体的な方法、成約率を高めるポイントまで詳しく解説します。
「追客(ついきゃく)」とは、問い合わせ・来場・資料請求などで一度接点を持った見込み客に継続的なアプローチを行い、契約・成約へとつなげる営業活動を指します。読んで字のごとく「客を追う」活動であり、住宅・リフォームのように検討期間が長く単価の高い商材ほど重要になります。せっかく獲得した見込み客も、放置すれば検討期間中に他社へ流れてしまうためです。
混同されがちな言葉に「育客(リードナーチャリング)」がありますが、両者は目的が異なります。育客が見込み客の購買意欲そのものを「育てる」ことに主眼を置くのに対し、追客は接点を持った見込み客を失注させず「成約まで追いかける」ことに主眼を置きます。実務では、育客で温めた見込み客を追客で確実に受注へ結び付けるという流れになり、両者は補完関係にあります。育客については別記事の工務店の育客(リードナーチャリング)についてで詳しく解説しています。
ある調査では、追客をしなかった見込み客の約8割が2年以内に他社から購入したという結果が報告されています。新規の見込み客獲得には広告費などの大きなコストがかかるため、獲得済みの見込み客を追客せずに取りこぼすのは非常にもったいないと言えます。案件獲得コストは「問い合わせ発生コスト÷成約率」で決まり、成約率は工務店側の努力で改善しやすい指標です。戦略的な追客で成約率を高めることが、そのまま利益の最大化につながります。
クロージングや見積書の説明など、意思決定を後押しする場面で有効なのが電話・訪問です。ただし近年はいきなりの電話や訪問に抵抗を感じる顧客も増えています。まずはメールで接点を持ち、関係性が深まった段階で電話・訪問へ移行する流れが、顧客に安心感を与え成約につながりやすくなります。人的コストが最も高い手法のため、優先度の高い見込み客に絞って活用するのが効率的です。
コストを抑えて多くの見込み客へ一斉にアプローチできるのがメール・DMです。完成見学会や住宅勉強会の案内などに向いています。あらかじめ用意した内容を段階的に自動配信するステップメールを使えば、手間をかけずに継続接触が可能です。ただし開封されずに読み飛ばされることも多いため、思わず開きたくなる件名や、特典を訴求する工夫が欠かせません。
メルマガやLINE、SNSは、継続的に接点を持ちながら顧客の反応を数値で把握できる点が強みです。開封率やクリック率、再来場率などを計測すれば、どの見込み客が関心を高めているかを可視化でき、次の一手を打ちやすくなります。特にLINEは開封率が高く、見学会予約から登録・定期配信・再来場へとつなぐ導線を組むことで、再来場率の向上につながった事例も報告されています。
顧客から連絡があるのは、自社に興味を持っている証拠です。顧客の熱量は問い合わせ直後が最も高いため、遅くとも24時間以内に返信・応答することが成約率を左右します。レスポンスの速さは顧客の安心感にも直結するため、担当者不在時でも一次対応ができる体制を整えておきましょう。
「いつ契約しますか?」と契約を迫るような営業は、顧客に不快感やプレッシャーを与え、離脱の原因になります。特に検討初期は売り込みを控え、工務店選びのポイントや予算の考え方といった役立つ情報提供を中心に、程よい距離感で信頼関係を築くことが大切です。「この人に相談したい」と思ってもらうことが、結果的に成約への近道になります。
住宅・リフォームは検討期間が長く、複数の見込み客を同時に追客することになります。どの顧客にいつ・どこまでアプローチしたかを記録・共有できていないと、対応漏れや二重連絡が起き、せっかくの信頼を損ないかねません。顧客管理ツールや営業管理システムを活用し、進捗やフェーズを客観的に管理することで、次に取るべきアクションが明確になります。
追客の成否は、見込み客一人ひとりの状況をいかに正確に把握し、適切なタイミングでアプローチできるかにかかっています。とはいえ、人の手だけで多数の見込み客を管理し続けるのは現実的ではありません。
顧客情報や見積履歴を一元管理できるリフォーム見積システムを活用すれば、過去の見積内容や検討状況をふまえたスピーディーな再提案が可能になり、追客の精度と効率が大きく高まります。当サイトでは「おすすめリフォーム見積システム3選」を紹介していますので、追客の効率化を検討している方はぜひ参考にしてください。
その場で契約まで完結し
即決受注を決めたい

タイムスタンプ導入の電子契約で見積から契約まで最短10分(※)で現場で完結。受発注業務の効率化や営業利益の増加。
図面イメージも提示し
受注単価を上げたい

CAD・プレゼンシステムとの連携。図面を基にしたフルリフォーム提案で単価アップを実現。
オンライン営業に活用し
商談も効率化したい
オンライン営業時にzoom連携。商談情報のクラウド管理でQRコードからプランシートもその場で共有可能。
選定条件
「リフォーム見積システム」でgoogle検索で見つかった30社を調査し、CAD連携ソフト数が多数の「せきさん係長」、電子契約が可能な「即決革命」、QRコード発行機能を搭載する「イエプロ」をピックアップ。(2022年2月3日時点)
※情報参照元URL:即決革命公式HP(https://www.sokketsu-kakumei.com/)